建て替え中の仮住まいにホテルはどうなの?実際の体験談や注意点まで紹介

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writer : 迫田 幾太郎

建て替え中の仮住まいにホテルはどうなの?実際の体験談や注意点まで紹介

「仮住まい先をホテルにするといくらかかる?」
「実際にホテルで仮住まいをした人の体験談が知りたい」

建て替え中の仮住まい先を検討する際、賃貸物件を借りる手続きや審査などが煩わしいと感じる方もいるでしょう。なかには、手間と時間をかけずに滞在できるホテルを仮住まい先にしたいと考える方もいるはず。

ホテルでの暮らしは、掃除や食事を用意する手間がなく、快適な暮らしを送れるといったメリットがあります。ただし、快適な暮らしを送れるホテルですが、意外な落とし穴があることも事実。

そこで本記事では、建て替えの仮住まい先をホテルにすべきかを、実際の体験談を交えて解説します。あわせて、仮住まい先をホテルにした際にかかる費用やメリット・デメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

なお、建て替え中の仮住まいについてより詳しく知りたい方は次の記事もあわせてご覧ください。

【2025年最新】建て替え中の仮住まいはどうする?費用や探し方、注意点まで

仮住まい先にホテルってどうなの?

仮住まい先にホテルを選ぶことは可能です。ただし、費用面や荷物をどこに保管するのかといった観点から、それほどおすすめはできません。

建て替えの仮住まい期間は8〜10か月程度であり、長期滞在プランで宿泊しても費用がかさみます。加えて、ホテルの部屋はそれほど広くなく、大型家電や家具をはじめ、食器や洋服の一部をどこかに預ける必要があるのです。

上記のように、ホテルの仮住まいは宿泊費以外にも、荷物の保管料や外食費など多くの費用がかかります。仮住まい期間が長いほど費用がかさむため、建て替えでの仮住まいではホテルはおすすめできないのです。

仮住まい先はホテル以外にも、マンスリーマンションや短期契約の賃貸物件などさまざまな選択肢があります。建て替えといった長期間の仮住まいが必要な場合は、ホテル以外の仮住まい先も検討するのが賢明です。

仮住まい先をホテルにした際にかかる費用

ホテルを仮住まい先に選ぶと、人数に応じて次のような費用がかかります。

仮住まい人数詳細費用の目安
単身マンスリープラン(※1)トランクルーム利用、食費、コインランドリー代など100万円~
ファミリーファミリープラン(キッチン設備、洗濯機付き)(※2)トランクルーム利用、食費、駐車場代など200万円~
※1:アパホテルのマンスリープランでは約10万円/月
※2:レンブラントホテルのファミリープランでは約1万5400円~/泊

ホテルに仮住まいする際には、マンスリープランといった長期滞在プランを利用すれば、比較的費用を抑えられます。ただし、ホテルによっては洗剤やリネン交換、清掃費用を別途支払う必要があるため注意が必要です。

また、ホテル次第では駐車場を月極で貸してくれるところがあるものの、駅前のホテルでは費用がかさむ傾向にあります。可能な限り仮住まい費用を抑えるには、ミニキッチンや洗濯機が備え付けられている部屋を選ぶのが賢明です。

ホテルにいながらも、自炊ができたりコインランドリーを利用せずとも生活ができます。ホテルの仮住まいでは、家族の人数が多いほど費用が高額になることを念頭におきましょう。

建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶメリット

ここからは、建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶメリットを、3つにまとめて紹介します。

非日常を味わえる

非日常を味わえる点は、建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶメリットの1つです。ホテルで過ごせば、仮住まい期間中に旅行気分を味わえます。

建て替えの仮住まい期間は8〜10か月程度であり、その間ホテル暮らしによって贅沢な気分を堪能できるのです。ホテルに連泊するという非日常は、気分をリフレッシュさせてくれるでしょう。

また、建て替えの期間によっては複数のホテルに滞在します。定期的にホテルが変わるため、飽きのない生活を送ることが可能です。

家事の負担を減らせる

家事の負担を減らせることも、建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶメリットの1つです。仮住まいをホテルで過ごすなら、リネン交換やゴミ捨て、清掃を実施してもらえます。

本来であれば自分で行う家事をホテルのスタッフが実施するため、家事に時間と手間がとられません。自分で掃除やリネン交換などをせずとも部屋を清潔に保てる点で、気分も上がります。

建て替えが終われば自分で家事を行う必要があるため、仮住まい期間だけでも家事の負担が減るとストレスを抱えずに済むのです。

契約手続きが簡単

建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶメリットとして、契約手続きが簡単なこともメリットの1つです。仮住まい先がホテルなら、予約のみで泊まれます。

もし、賃貸物件への入居であれば、入居審査や契約が必要です。入居審査ではオーナーが家賃の支払い能力や人柄などで入居の可否を判断するため、審査に時間がかかります。

また、契約では連帯保証人への連絡が必須であり、不動産会社から連絡がある旨を事前に伝えなければならない点で手間がかかるのです。ホテルへの滞在なら審査や契約は不要であり、スムーズに仮住まいを始められます。

建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶデメリット

ここからは、建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶデメリットを、3つにまとめて紹介します。

費用が高額になりやすい

費用が高額になりやすい点は、建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶデメリットの1つです。前述したとおり、ホテルの仮住まいには単身で100万円以上、ファミリーで200万円以上かかります。

仮住まい先にホテルを選べば、快適な生活が送れるのは確かです。ただし、快適がゆえに、仮住まい期間が長いほど高額になることは避けられません。

仮住まいを行う人数次第では、より費用がかさむことも念頭におきましょう。

荷物の持ち込みが制限される

荷物の持ち込みが制限されることも、建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶデメリットの1つです。ホテルに仮住まいをする際には、ほぼ全ての荷物を預ける必要があります。

とくに、大型家具や家電はホテルへの持ち込みができません。洋服や靴を全て持ち込むことも現実的ではなく、季節に応じて入れ替えながら生活しなくてはいけないのです。

ホテルに持ち込めない荷物は、トランクルームなどに預ける必要があります。仮住まい先をホテルにすると、全ての荷物を持ち込めるわけではないことに注意が必要です。

長期滞在できないケースがある

建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶデメリットとして、長期滞在できないケースがあることが挙げられます。ホテル次第では、長期滞在プランがないところもあります。

主に、長期滞在プランがあるホテルの場所は観光地や駅前に多いです。もし、ホテルでの仮住まいで長期滞在プランを利用しなければ、想定外の出費に悩まされます。

加えて、夏休みや年末年始といった繁忙期にはホテルの部屋を移ることや一時的に退室が求められることもあります。仮住まい中は同じホテルに滞在できるとは限らないことを覚えておきましょう。

仮住まい先にホテルがおすすめな人

仮住まい先にホテルをおすすめする人には、次のような特徴があります。

  • 工期が短めで仮住まい期間も短い
  • 荷物が少なく、快適性を重視したい
  • 家事の負担を減らしたい
  • 賃貸契約や保証人の手間を避けたい
  • 急ぎで仮住まい先を決めたい

仮住まい期間が短く、荷物が少ない人ほど仮住まい先にホテルを選ぶメリットがあります。なぜなら、入居者が入れ替わる度に部屋のクリーニングが必要となる賃貸物件は、契約期間が短いほど入居が難しいためです。

また、荷物が少ないのであれば、トランクルームなどに荷物を保管する必要がありません。他にも、ホテルなら入居審査や保証人が不要であり、すぐにでも宿泊が可能です。

仮住まい先にホテルを選択した方がいい場合もあるため、上記を考慮して仮住まい先を決めましょう。

建て替え中の仮住まいでホテルを利用した実際の口コミ

ここでは、建て替え中の仮住まいでホテルを利用した実際の口コミを紹介します。

工事期間中の仮住まいはビジネスホテルになりそう。しかも3部屋。いや、うちの子どもたち全員メンズでかいし添い寝無理と言うたんだが?シングルルームのベッドがセミダブルとなってるとか言われてももう一部屋要るわ……

引用:X

ホテルで仮住まい11日目
最初は嬉しい #ホテルステイ、狭い空間で長く過ごすと
ストレスが溜まる事に気づいた…
夫婦関係も悪化しては困ると思い、オフ日にして #御殿場アウトレット へ。お洋服見たりチョコ見たりしてストレス緩和
メリハリは大事
今日はパン屋と車庫証明取りに

引用:X

ホテルは高いし長期になるとやっぱり落ち着かなくなりますからね
いい仮住まいが見つかりますように

引用:X

建て替え中の仮住まい先にホテルを選ぶと、部屋数が必要な場合もあり、費用がかさみやすいと感じる方もいます。また、ホテルの部屋はそれほど広くなく、狭い空間での生活が長いとストレスを抱える方もいます。

そのため、リフレッシュ方法が必須です。ホテルでの滞在は贅沢な生活であるものの、人によっては合わない場合もあることを念頭におきましょう。

建て替え中の仮住まいでホテルを選択する際の注意点

ここからは、建て替え中の仮住まいでホテルを選択する際の注意点を、3つにまとめて解説します。

予算を決めておく

予算を決めておくことは、建て替え中の仮住まいでホテルを選択する際の注意点の1つです。ホテルの仮住まいでは全ての費用を考慮して予算を決めておかなければ、想定外の出費に悩まされる可能性があります。

ホテルでの仮住まいは滞在費のみではなく、コインランドリー代や荷物の保管料などさまざまな費用がかかります。仮住まい先のホテルを決め次第、キッチンや洗濯機の設置状況を確認して、かかる費用を見積もるのが賢明です。

費用の計算ができたのちに、予算の上限額を決めておくと、安心してホテルでの仮住まい生活がしやすくなります。

ペット可なのか確認する

ペット可なのかを確認することも、建て替え中の仮住まいでホテルを選択する際の注意点の1つです。実のところ、ペットと共に滞在できるホテルはそれほど多くありません。

ペット可のホテルは観光地に多いものの、都心部にはほとんどないのです。ペット可のホテルが希望エリアで見つからない場合には、ペット可の賃貸物件やペットホテルに預けることも検討しなければなりません。

ペット可のホテルで仮住まいをするなら、早めに滞在先を探しつつエリアを広げることが重要です。

必要な部屋数を確認しておく

必要な部屋数を確認しておくことも、建て替え中の仮住まいでホテルを選択する際の注意点の1つです。必要な部屋数を明確にしなければ、家族全員が仮住まいできない可能性があります。

ホテルは、2〜4人部屋が一般的です。旅行や帰省の滞在では狭い部屋でも問題ないものの、仮住まいでは多少広めに部屋を使えるように準備することをおすすめします。

ホテルの狭い部屋に長い期間滞在するとストレスを抱えやすくなります。そのため、家族の人数と荷物量を考慮に入れて、必要になる部屋数を決めることが欠かせません。

快適な仮住まいをするなら専門業者に相談しよう

快適な仮住まいをするなら、専門業者に相談するのが賢明です。仮住まい先を専門に紹介する業者なら、希望するエリアや広さの部屋で仮住まい生活を送りやすくなります。

仮住まい専門業者では、一軒家やマンションなどを仮住まい前提で貸すことが決められており、契約期間が短くても問題なく入居できます。通常の賃貸物件は、物件の所有者が可能な限り長く入居してもらえる人に貸したいため、短期入居の契約は困難な場合が多いです。

仮住まいといった短期入居は専門業者に相談すると、仮住まい先が見つけやすくなります。加えて、ライフラインの手続きや転居届の準備といったサービスも受けられることが多く、サポートが充実している点でもメリットが大きいです。

仮住まいのことなら日本テンポラリーハウスにご相談ください

日本テンポラリーハウス
項目詳細
会社名日本テンポラリーハウス株式会社
会社住所東京都杉並区荻窪5丁目23-3 FKビル
創業年数平成元年
公式サイトhttps://t-house.co.jp/

仮住まい先をお探しなら、日本テンポラリーハウスにご相談ください。日本テンポラリーハウスは、仮住まいを専門に物件を紹介する会社です。

マンションはもちろん、一軒家やUR住宅などさまざまな形態の部屋を希望に応じて紹介します。また、トランクルーム付きや駐車場付き、ペット可などの物件も取り扱いがあります。

仮住まいの相談も受け付けているので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

本記事では、建て替えの仮住まい先をホテルにすべきかを、実際の体験談を交えて解説しました。

建て替え中の仮住まいでホテルを選ぶことは可能であるものの、それほどおすすめできません。なぜなら、ホテルでの暮らしは費用がかさむうえに、荷物の持ち込みに制限があるからです。

快適な仮住まいを希望するなら、ホテル以外にも仮住まい先を探すことをおすすめします。仮住まい探しでは、仮住まい専門業者の日本テンポラリーハウスにご相談ください。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

この記事を書いた人
仮住まいコンサルタント
迫田 幾太郎(Ikutaro Sakota)

仮住まいに関するコンサルタントであり、20年以上の経験を持つ不動産業界のベテラン。仮住まいや短期滞在に特化したアドバイザーとして、数多くの顧客にアドバイスを提供。

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