なぜ?空き家の管理が必要な4つの理由【管理の手順や注意点まで紹介】
空き家って管理した方がいいの?
空き家をそのままにしておくとどんなリスクがある?
空き家を所有しているものの、日々の忙しさからつい放置してしまっているという方もいるのではないでしょうか。空き家をそのまま放置し続ければ、建物の倒壊やご近所トラブルに発展する可能性があります。
近年では、自治体の空き家に対する取り締まりも強化されているため、適切な管理をする必要があります。
そこで本記事では、空き家の管理についてを、管理方法や手順を交えて紹介します。あわせて、空き家を管理する際の注意点や管理不足で生じるトラブルも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
空き家の管理が必要なのはなぜ?
近年、少子高齢化や人口移動の変化などを背景に全国的に空き家が増え続けています。2023年には、7戸に1戸が空き家と言われているのが現状です。
実際に空き家に関する相談も増えており、所有者には適切な管理が求められています。空き家の管理が必要な理由は、主に建物の劣化による近隣トラブルの防止や行政の規制が強化されているためです。
空き家は適切な管理がされていない場合、構造部の腐食によって破損や倒壊が起こる可能性があります。近隣の住民に被害が出れば、損害賠償につながることも少なくありません。
また、自治体によって特定空き家に指定された場合には、固定資産税の納税額が最大で6倍になる可能性があります。空き家の増加が社会問題になっているからこそ、適切な管理が重要です。
空き家を管理することで得られる4つの安心

空き家を確実に管理すれば、どのような安全や安心があるのか気になる方もいるでしょう。そこで、ここでは空き家を管理することで得られる安心を4つ紹介します。
近隣トラブルを回避しやすくなる
空き家を管理すると、近隣トラブルを回避しやすくなります。なぜなら、適切な管理によって庭木が敷地外に出たり、空き家からの異臭を避けやすくなるからです。
空き家を放置すると、庭の草木が生い茂ります。敷地内で生い茂るならまだ安心ですが、近隣の敷地内に木が侵入するとトラブルになることが避けられません。
また、生い茂った草木や人の目を避けられる空き家は、害獣や害虫が住み着きやすい場所となります。住み着いた害獣や害虫の糞尿は鼻をつく独特なニオイであり、近隣住民は窓を開けづらく洗濯物を外に干せない可能性もあります。
近隣住民に安心感を与えるためにも、空き家の管理を確実に行うことが大切です。
損害賠償責任のリスクを軽減できる
損害賠償責任のリスクを軽減できる点も、空き家を管理することで得られる安心の1つです。
空き家状態が長いと、建物が腐食して倒壊や破損の恐れがあります。万が一、空き家に隣接する道路に建物が倒れて周辺を通る人にぶつかりケガをさせれば、損害賠償責任が生じるのです。
ケガの場合は医療費や休業補償、慰謝料などで数十万円〜数千万円になることもあります。ケガの程度が大きいほど損害賠償は高額になるため、空き家の管理を行うのは重要です。
特定空家への指定を防げる
空き家を管理すれば、特定空家の指定を防げます。特定空家への指定を防げると、固定資産税の増額を避けられるのです。
特定空家とは、放置すれば倒壊の危険があり衛生上有害になりえる空家のことを指します。自治体に特定空家に指定されると、住宅の特例で固定資産税の軽減を受けられなくなり最大6倍へ増額になるのです。
加えて、特定空家に指定され自治体の判断で建物を解体する場合には、後日解体費用を請求されます。空き家を管理すれば、経済的な負担も軽減できるため、安心感があるのです。
不動産の資産価値を維持しやすくなる
不動産の資産価値を維持しやすくなる点も、空き家を管理することで得られる安心の1つです。
建物は人が住まないと劣化し、雨漏りや外壁のひび割れ・剥がれなどが生じます。すると、建物の評価額が下がり、思うような金額で売れないまたは売却が困難になるのです。
適切な管理によって不動産の資産価値を維持できれば、建物の売却や賃貸での貸し出しなどの選択肢が広がります。任意のタイミングまで貸し出して、再度住み直すといった選択も可能です。
空き家の3つの管理方法

空き家の管理が重要だと分かったものの、どのように実施すればいいかわからない方もいるでしょう。そこで、ここでは空き家の管理方法を、3つ紹介します。
管理会社に委託する
空き家の管理は、管理会社に委託できます。管理会社とは不動産会社のことであり、働いていて時間が無いまたは、自宅と空き家が遠い場合におすすめです。
空き家の管理を管理会社に委託すれば、建物管理から郵便物の撤去、庭木の剪定などを任せられます。空き家管理の費用は管理会社によるものの、月2万円程度で実施が可能です。
管理会社は、月1回以上は空き家に出向き、通風や清掃などを行います。もし、空き家に何か起きた場合には管理会社は迅速な対応をしてくれるので安心です。
また、管理会社に委託する場合には、空き家の管理に加えて売却や賃貸での貸し出しなどの相談にものってもらえます。今後、どのように空き家を活用すべきかの相談が可能なため、安心感があるのです。
空き家管理サービス(専門業者)を利用する
空き家管理サービス(専門業者)を利用すると、空き家の管理ができます。空き家管理サービスは「維持」に特化したサービスであり、月1万円程度で実施可能です。
具体的には、室内の換気や清掃、水回りの通風などを月1回程度行い、写真付きで実施を報告してくれます。空き家管理サービスでは管理だけを依頼でき、管理会社のように今後の相談や活用法へのアドバイスはできません。
遠方に自宅があり空き家に通うことが困難な場合や、将来自分で住むために建物の劣化を防ぎたい場合に空き家管理サービスは有効です。
自分で行う
空き家は、自分で管理することもできます。空き家を自分で管理する場合には手間がかかるものの、費用はかかりません。
自分で空き家を管理する場合は、月1回以上出向き、通風や清掃などを行います。空き家にトラブルが生じた際には、早急に駆けつけて自分で対応する必要があります。
空き家は管理の仕方や方法が分かれば、自分で行っても問題ありません。自分のペースで空き家の清掃や確認ができる点は、自分で管理するメリットです。
空き家を自分で管理するやり方・手順

自分で空き家を管理するには、手順や方法を知る必要があります。そこで、ここでは空き家を自分で管理する手順を紹介します。
郵便物を取り除く

まずは、郵便物を取り除きましょう。郵便受けに郵便物が溜まっていると、周辺を通る人に空き家と判断されやすくなります。
空き家と判断された場合、郵便受けのチラシに放火されたり、人の目がないため侵入される恐れがあります。
空き家にチラシを投函されないように「ビラ・チラシお断り」といった張り紙をするのも有効です。
室内の換気をする

郵便物を取り除いたら、室内の換気をしましょう。空き家は締め切り状態であり、室内に湿気が留まりやすくなります。
建物に湿気が溜まると内装や構造部にカビが生じやすくなり、腐食につながるのです。結果的に、倒壊や破損の恐れがあり、危険な状態になります。
だからこそ、室内の空気を入れ替えるために全窓を1〜2時間程度全開にして、通風をしましょう。空気の入れ替えには時間がかかるため、建物内に入り次第すぐに実施するのが賢明です。
水回りの通水をする

室内の窓を開けたら、水回りの通水を確認しましょう。水回りの通水をすることで、配管の劣化を防ぎ、悪臭の原因を断つことが可能です。
定期的に水を流さないと、配管に古い水が留まりサビが生じます。配管がサビてしまうと、水圧低下や水質悪化、最悪の場合は漏水を引き起こすのです。
そのため、全ての蛇口から5分程度水を流しましょう。また、通水することでゴムパッキンの劣化を確認でき、水漏れを防ぐ効果もあります。
空き家の室内・周辺の清掃をする

空き家の通水を行い次第、室内や敷地内の清掃を行いましょう。室内のホコリなどを取り除けば、害獣や害虫が好む環境を防げます。
ゴキブリやダニなどは、ホコリが多い環境を好みます。室内にゴキブリやダニなどが増えると、捕食するネズミやヤモリが増えるのです。
続いて、ネズミやヤモリを捕食する害獣が増えて住み着くため、室内の清掃は欠かせません。敷地内に燃えやすいものが放置されていると放火される懸念がある点からも、屋外の清掃や整理も必要です。
空き家の管理不足でよくあるトラブル

空き家の管理不足でよくあるトラブルには、次のようなものがあります。
- 建物の倒壊・破損
- 放火
- 空き巣犯の侵入
- 犯罪の利用
- 害獣・害虫が住み着く
- 景観の悪化
空き家の管理不足によって起こるトラブルは、自分だけでなく近隣の方にも迷惑がかかるものが多いです。最悪の場合、損害賠償につながる可能性があるため、トラブルを事前に防ぐことが大切です。
適切な管理をすることでトラブルは未然に防げます。また、管理が手間という場合には、空き家を活用することもひとつの選択肢です。
なお、空き家管理のトラブルに関してより詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
→ 【注意!】空き家の管理不足で起こるトラブル5選!回避する方法や対処法も紹介
空き家を管理する際の注意点

空き家を管理するなら、失敗や後悔をしないことが大切です。そこで、ここでは空き家を管理する際の注意点を、3つにまとめて紹介します。
月1回は点検を行う
空き家を管理するなら、月1回は点検を行いましょう。空き家の点検を月1回行えば、建物や敷地内の不具合・問題点に気が付き、迅速に対応しやすくなります。
月1回の点検で確認すべき項目は、次のとおりです。
- 雨漏りはないか
- 庭木の剪定
- 外壁・屋根のヒビや割れ
- 敷地に燃えやすいものがないか など
空き家の管理は清掃や通風だけでなく、不具合などを早期に見つけて早いうちに対応するのが賢明です。
不具合や問題点など早期に対応するほど修繕費用を低くおさえられるうえに、トラブルを未然に防ぐ対策になります。
防犯対策を行う
防犯対策を行うことも、空き家の管理をする際の注意点です。防犯対策を行えば、放火や犯罪の利用、空き巣犯の侵入を防げます。
空き家には、敷地内に次のような対策をするのがおすすめです。
- センサーカメラの設置
- 防犯カメラの設置
- 窓に防犯フィルムの施行
- 玄関の二重カギ など
近年、防犯カメラ映像をスマートフォンで確認できるものもあります。加えて、不法侵入があれば、カメラから音声が出て追い払える機能が搭載されたものもあります。
玄関や窓といった開口部に防犯カメラを設置しつつ、二重カギやフィルムなどの対策を行い侵入に時間をかけることが大切です。
マンションの場合は管理規約を確認する
マンションの空き家を管理する場合、管理規約の確認が欠かせません。なぜなら、マンションでは管理規約で決められたことを守る必要があるからです。
たとえば、長期間にわたって不在する場合には管理会社への連絡が必要です。また、緊急連絡先を伝えるといった旨の記載があるマンションもあります。
管理規約にはマンションのルールが記載されており、必ず守らなければなりません。マンションごとにルールが違うため、管理規約を確認し実施すべきことを怠らないようにしましょう。
なお、空き家マンションの管理については次の記事に詳しく記載しているため、あわせてご一読ください。
→ 空き家のマンションを管理する3つの方法!放置するリスクや注意点も紹介
空き家の管理でトラブルが起きた場合はどう対処すればいい?

空き家の管理でトラブルを生じた際には、トラブル内容により相談先が次のように異なります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 空き家のトラブル内容 | 相談先 |
| 空き家の管理方法 | 各市町村の空き家対策窓口 |
| 近隣との法的なトラブル | 弁護士 |
各市町村には空き家対策窓口が設置されていることが多く、空き家の管理方法や管理会社の相談などを無料でできます。
また、建物の倒壊や庭木が近隣の敷地内へ入り込んだ場合など法的なトラブルが生じたら、弁護士に相談しましょう。
空き家対策窓口へ出向けば、弁護士の紹介を行う役所もあります。専門家への相談で的確なアドバイスやトラブル解消が可能です。
空き家の管理ならテンポラリーハウスサービスにおまかせください

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | テンポラリーハウスサービス株式会社 |
| 会社住所 | 東京都杉並区荻窪5丁目23-3 FKビル |
| 創業年数 | 平成3年5月 |
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空き家の状態を維持するなら仮住まい賃貸として貸し出し、建物の劣化を防いで家賃収入を得る方が効率的です。
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まとめ
本記事では、空き家の管理について紹介しました。空き家は建物の倒壊・破損や犯罪の利用などに悪用されるため、管理が欠かせません。
空き家の管理は自分で行うことも可能であるものの、月に1回の清掃・点検が必要であり、自宅から近くないと対応が困難です。
もし、自分で空き家の管理が困難な場合には不動産会社に相談しましょう。自分に合った方法で空き家を管理することがおすすめです。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。
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